中国・北京には何度も訪問していますが、私が特に好きな場所は、故宮でも、
万里の長城でもなく「胡同(フートン)」です。
ここには、古き良き下町北京の魅力がぎっしり詰まっているのです。
今では、インターネットやガイドブックでも数多く取り上げられるようになり、
以前よりかなりの情報が増えてきました。
そんな北京の胡同(フートン)の魅力を紹介したいと思います。
胡同(フートン)とは
胡同(フートン)とは北京特有の路地(横丁)のことでモンゴル語で「井戸」および
「集落」を意味します。(諸説あります。)
北京には数千本とおびただしい数の胡同が故宮周辺に張り巡らされています。
北京オリンピック開催前後ではかなりの数の胡同は姿を消しましたが、今でもまだまだ
その魅力は変わりません。
私が訪問をしたときは、昔ながらのスタイルでの豆腐売りや野菜売りも見かけました。

胡同(フートン)の歴史
世界遺産の「故宮」を中心に発展されてきた「胡同(フートン)」の歴史は、元、明、清の
3つの時代に多くが建設されたと言われています。
当時の多くは「故宮」の東側と西側に集中しており貴族や役人など、位が高い方の居住地と
して使われており、中心から離れた南側と北側には商人や庶民が暮らしていたと言われて
います。
また、「胡同(フートン)」内にある歴史的建造物である「四合院」も有名です。
四合院とは
胡同(フートン)の特徴的な伝統的家屋で、名前のとおり四つの建物に囲まれ中央が
庭園になっており、上から見ると「口」のような形をしています。
現存する「四合院」は清時代に建てられたものが多く、現在も住居として使用されています。
また、近年ではレストランやホテルに改築をして営業をされている「四合院」もあります。
下記の写真は私が撮影した「四合院レストラン」の中庭です。(2010年 7月撮影)

有名な胡同(フートン)2選
国内外で観光客にも人気で有名な胡同(フートン)を2つ紹介いたします。
什刹海(鼓楼大街)
昔(元代)は「海子」とも呼ばれていた湖です。
また什刹海は「十刹海」とも書き周りには10のお寺があるのでそう呼ばれるうように
なったそうです。
湖面の広さは約34万㎢で「西海」、「後海」、「前海」の3つの湖からなっており、
お互いに繋がっています。
周辺は清代から避暑地としても有名で「北京十景」の一つとして人々に愛されています。
私が訪問したときもかなり人が多く、ゆったりとした雰囲気ではなかったのが
残念でした。
現在では一帯が昔ながらの街並みが保存されている一方、現代風のおしゃれなバーや
レストランなども多く観光客や地元の若者の人気スポットになっています。
下記の写真は鼓楼から約100m北側にある「鐘楼」で、胡同めぐりツアーの起点でもあります。
(鐘楼の周辺には多くの胡同があります。)

南鑼鼓巷
南鑼鼓巷は最近ガイドブックでも多く紹介されている人気の胡同です。
休日には多くの人が国内外から来て食べ歩きをする姿を目にします。
最近は夜も人気でバーやレストランの軒数も多くなってきました。
まとめ
北京の胡同は年々人気が上昇しており、北京観光の必須スポットになっております。
見学コースは多数あり、通常は人力三輪車にて観光をします。
(日本語ガイドの案内もあります。)
私は人気のコースである鼓楼コースを約1時間かけて満喫胡同めぐりを満喫いたました。
北京に行かれましたら、是非「胡同(フートン)」の魅力を体験ください。
※本記事の内容は2010年に私が訪問した時の情報ですので、訪問される際は、
旅行会社などで最新情報を入手の上、お出かけください。
参考文献:ララチッタ北京 JTBパブリッシング 2010年
北京 胡同に生きる NHK「アジア古都物語」プロジェクト
日本放送協会 2002年