北名古屋シティ管弦楽団の第37回定期演奏会に行ってきました。

クラシック音楽

 2025年3月2日(日)に名古屋芸術大学アートスクエア(文化勤労会館)の
大ホールで行われた第37回定期演奏会に行ってきました。(愛知県北名古屋市))
 曲目はベートーヴェンの序曲「レオノーレ第3番ハ長調」、ピエルネの「ハープと
管弦楽のための小協奏曲」、シベリウスの「交響曲第2番ニ長調」の3曲でアンコール曲は
シベリウスの「カメリア組曲 行進曲風に」でした。

※写真はイメージです。

感想

 私は前回36回から知人の紹介で拝聴させていただいております、今回も前回同様
いずれの演奏も素晴らしく感動の余韻が残っています。
 冒頭、市長の挨拶で始まり、その後、客演指揮者である米津俊宏氏の指揮で演奏が
始まると聴衆はうっとりと別世界へと引き込まれ、休憩を含めて約2時間の
至福の時間を過ごしました。

 また、SDGsにも取り組みをされており、北名古屋市全体(市民も含む)で取り組みを
されていることは大変素晴らしいです。
 私は北名古屋市民ではありませんが、このような管弦楽団をお持ちである市民の方が
羨ましいです。

ベートーヴェン 序曲「レオノーレ」第3番ハ長調作品72のα

 この第3番は、1806年の作品で第1番より以前に作曲されベートーヴェンの
序曲の中でも、最大傑作と言われており、演奏の機会も多いです。
 また、ベートーヴェンが生涯で作曲した唯一びオペラ「フェデリオ」の第2幕の途中で
演奏されることが多い曲です。
 管弦楽の美しいアンダンテで始まり、第1主題は弦で、第2主題ホルンが主ですが、
聴いてきて不安定な曲調が特徴です。
 やがて、トランペットのファンファーレが出現し、その後フルートのソロで、
第一主題が、再現されます。
 そのあとは、再度第2主題が出現しながら、最後は熱狂的に終了します。
私は、この曲を初めて生演奏で拝聴しましたが、とても素晴らしい演奏でした。

ピエルネ ハープと管弦楽のための小協奏曲 作品39

 ピエルネと言う作曲家は、今回のプログラムで初めて知りました。
 また、ハープと言う楽器は知っておりましたが、今回演奏されたハープのソロがある
 楽曲も拝聴するのが初めてで、いずれもとても新鮮でした。
 ガブリエル・ピエルネは、フランスの作曲家・指揮者で、この曲は、ハープ奏者に
とっては非常に重要な曲の1つと言われているそうです。
 曲が始まると、ハープ独奏の天野世理氏から優雅で溢れんばかりのメロディが
我々聴衆を魅了し、至福のひと時を過ごしました。
 また、ロマンティックなメロディは、ハープにふさわしく、これぞフランス音楽で
あることを認識し、オーケストラとの調和や対話も本当に素晴らしかったです。

シベリウス 交響曲第2番ニ長調 作品43

 ご存知のとおり、作曲家のシベリウスは、北欧フィンランドの作曲家で、交響曲をはじめ
数多くの作品を残しています。
 この第2番の交響曲は、演奏される機会も多く、特徴としては、フィンランドの民謡や
舞曲を多く取り入れられており、シベリウスの「田園交響曲」とも言われています。
 第1楽章は、フィンランドの優しくやわらかな光を連想させ、木管楽器によって
印象的なメロディの第1主題が奏でられます。
 第2楽章は、冒頭のティンパニが印象的で、その後北欧の白夜を連想させ、第3楽章は
オーボエでの牧歌的メロディが印象的です。
 最終楽章の第4楽章は、弦楽器の力強い第1主題にトランペットのファンファーレが
さらに力強さを増します。
 第2主題は木棺楽器が民謡的なメロディを奏で、最後は壮大なクライマックスで
終演します。

 通常この第2番の演奏は第3楽章から第4楽章へは、休むことなく続けて演奏するそうです。

まとめ

 団員の皆様、ご関係者の皆様、本当に素晴らしい演奏ありがとうございました。
私も微力ながら今後も応援したい思いますので、今後もいろいろな企画等で聴衆を
魅了続けてください。
 尚、私は専門家ではなく、1人のクラッシック音楽ファンとして、あくまでも個人の
意見として紹介をさせていただきました。

次回38回定期演奏会は2025年9月14日(日)の予定とのことですので、
少しでも興味がある方は一度足を運んでみてください。きっと癒されると思います。
 予定プログラムは私の大好きなブラームスの交響曲第4番ホ短調他です。
 今から演奏会が待ち遠しいです。

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<この記事を書いた人>
学生時代から40年以上クラシック音楽をこよなく愛するシニアで、
特に好きな作曲家はブラームスとショパンです。

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