ショパン ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調「葬送」作品35番の魅力と私のおすすめ名盤

クラシック音楽

 ショパンは、ピアノ・ソナタを3曲書きましたが、中でもこの2番が有名で、
第3楽章のメロディは誰もが一度は耳にしたことのある衝撃的なメロディです。
今回は3曲あるうちこの2番変ロ短調の魅力を紹介いたします。

作曲家 ショパンとは

 1810年3月1日生まれ(1849年10月17日没) (享年39歳)
(生誕地:ポーランド 首都ワルシャワに近いジェラゾヴァ・ヴォラ)
 父親はフランス語教師(フランス人)、母親はピアニスト(ポーランド人)のハーフで、 
容姿は上品な顔立ちで優雅な物腰、声が小さく、手指が小さかったようです。
 また、性格は人々の耳目を集める中心人物でしたが、少々意固地なところが
あったようです。 
 「ピアノの詩人」といわれるだけに作曲した曲がほぼピアノ曲であり、
わが日本においては、テレビCMなどを通じ耳にする曲は非常になじみのある曲ばかりです。

ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調「葬送」作品35番

 この曲は1839年(ショパン29歳)フランスのノアンで作曲されましたが、
第3楽章の「葬送行進曲」は1837年に作曲されたとも言われています。
 この曲が初演された当時はさんざんの酷評で平素はショパンを賞賛してやまなかった
作曲家のシューマンさえ「あのきちがいじみた小僧たちを4人ひとまとめに
引っくくってしまうがよい」と言ったほどでした。
 4つの楽章を4人の小僧になぞらえている実際の楽章はバラバラで連結がなく、
おのおの自由奔放に孤立し、全体の意味がわかりにくいとも言われています。

第1楽章 グラーヴェ・ドッピオ・モヴィメント

 中世ポーランドの騎士の生活を描いたもので、ショパンは祖国のために闘いつつ
その恐怖を経験をします。
 旋律は嵐を思わせる第1主題と対照的におだやかで抒情的な第2主題からなっています。

第2楽章 スケルツォ

 帰ってきた戦勝の兵士を民衆は歓呼して迎え入れます。
 力強い旋律の後、嵐の過ぎ去った静けさの如くとてもおだやか旋律で、
心が癒されます。

第3楽章 マルシュ・フュネーブル 「葬送行進曲」

 全曲中、最も有名な楽章で、折からかすかに聞こえる鐘の音が、次第に
近づいてきて、だんだん大きくなります。
 陰々たる愁い、いずこの人か、亡骸を墓地に運ぶ葬列、黒衣の僧、会葬者の列などの
情景が想像できる不安な旋律によって心がゆり動かされます。
 また、この楽章は、ショパン本人の葬儀の際にも演奏されたと言われています。

第4楽章 プレスト

 絶えて訪れるもののない墓地には、吹きまくる風の音だけが凄まじく感じる旋律です。
 ショパン自身はこれを「行進曲の後で両手がおしゃべりをする」と表現しています。

私のおすすめ名盤

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マルタ・アルゲリッチのショパンは、繊細で美しいです。


まとめ

 今回は3曲のピアノ・ソナタの内一番有名な2番 変ロ短調「葬送」を紹介しましたが、
その他の曲にもそれぞれショパンの祖国への感情や愛情が感じられる素晴らしい作品
ばかりです。
 是非、皆様も一度お聴きいただき、お気に入りを曲を探してみてください。
 ショパンのとりこになるかもしれませんよ。
 尚、私は専門家ではありませんので、あくまでも個人の意見として紹介をさせて
いただきました。
一人でもショパンやクラシック音楽の愛聴者が増えれば嬉しいです。

参考文献:文藝別冊 ショパンーパリの異邦人 株式会社河出書房新社 2014年
     三枝成彰氏 大作曲家の履歴書(上) 中央文庫 2012年
     伊熊よし子氏 図説 ショパン ふくろうの本 2010年
     中野 雄氏ほか クラシック名盤この1枚 知恵の森文庫 2003年 
     堀内みさ氏 堀内昭彦氏 ショパン紀行 東京書籍 2005年
     神保璟一郎氏 クラシック音楽鑑賞辞典 講談社学術文庫 1994年

<この記事を書いた人>
 学生時代から40年以上クラシック音楽をこよなく愛するシニアで、
特に好きな作曲家はブラームスとショパンです。

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