ブラームス 2つの序曲の魅力と私の愛聴盤

クラシック音楽

ブラームスは、4つの交響曲の他、演奏機会も多い2つの序曲を作曲しています。
今回は、「大学祝典序曲」と「悲劇的序曲」の魅力を紹介したいと思います。
尚、感想等はあくまでも個人の意見ですで、ご了承願います。

作曲家 ブラームスとは

ヨハネス・ブラームス(1833年5月7日生ー1897年4月3日没) 享年63歳
1833年にドイツ・ハンブルグに生まれ、バッハ、ベートーヴェンとともに
ドイツの「3大B」と呼ばれていいます。
父親は音楽家でありましたが家庭は非常に貧しく、ブラームスは家計を助けようと
ダンスホールにてピアニストとして生計をたてていたそうです。
性格は「人嫌い」、「偏屈」など孤独であったようです。
そのようなとき転機があったのは20歳の時に「シューマン」との出会いであり、
そのときのシューマンはブラームスのことを「この若者には何も足すべきところも、
何も引くべきところもない」と才能を絶賛したのでした。

大学祝典序曲 作品80

この曲は1880年ブラームスが47歳のときにブレスラウ大学から哲学博士の称号を
与えられた際にその謝意を表すために作曲されました。
1881年1月4日本人の指揮のより、ブレスラウで初演されたそうです。
※ブレスラウは旧ドイツで現在のポーランドのヴロツワフ

曲の冒頭は若々しい旋律から始まり、この旋律が心に残り、全体を通して示されています。
また、この曲は以下の4曲の学生歌が引用されています。
1.われらは壮麗なる校舎を建てたり
2.故郷のわが父
3.遠くからくるのはなに
4.祝歌(ヨーロッパ諸国で古くから歌われている伝統的な歌曲)
中でもファゴットが奏でるフレーズの学生歌はとても親しみやすく、日本ではかつて
大学受験ラジオ講座のテーマ曲として使われており、当時が懐かしいと思われる方も
多いのではないでしょうか。
※大学受験ラジオ講座(1952年スタート、1995年終了)

悲劇的序曲 作品81

この曲は第2,第3交響曲の中間期に作られた大序曲で前述の「大学祝典序曲」とともに
2大序曲と言われおり、交響曲とともに演奏される機会も多い曲です。
1880年から作曲が開始され、翌1881年に完成されました。

曲の特徴としては、冒頭から衝撃的な悲しく、かつ力強い曲調で始まり、ブラームスらしい
内面的で心の中にある悲劇的なものが表現されているかのようです。
これが、ブラームスが持っている独特なメロディで聴く者を惹き付けます。
また、明るい「大学祝典序曲」とは好対照な作品です。

私の愛聴盤

指揮:リッカルド・シャイー、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

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まとめ

「大学祝典序曲」と「悲劇的序曲」はほぼ同時期に作曲されましたが、好対照な作品です。
ブラームス音楽の「陽」と「陰」を感じることができる作品ではないでしょうか。
ご興味のある方は、一度お聴きいただき、一人でもブラームスの愛聴者が増えれば
嬉しいです。
尚、私は専門家ではありませんので、あくまでも個人の意見として紹介をさせて
いただきました。

参考文献 吉田秀和氏 ブラームス 河出文庫 2019年
     三枝成彰氏 大作曲家の履歴書(下) 中央文庫 2012年
     神保璟一郎氏 クラシック音楽鑑賞辞典 講談社学術文庫 1994年

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