ブラームス ピアノ協奏曲第1番二短調の魅力と私のおすすめ名盤

クラシック音楽

ブラームスは、2曲のピアノ協奏曲を書いており、第1番はニ短調、第2番は
変ロ長調で書かれ、いずれもピアノ協奏曲の名曲となっております。
今回は2曲のピアノ協奏曲の内、第1番ニ短調作品15番の魅力をご紹介いたします。

作曲家ブラームスとは

ヨハネス・ブラームス(1833年5月7日生ー1897年4月3日没) 享年63歳
1833年にドイツ・ハンブルグに生まれ、バッハ、ベートーヴェンとともに
ドイツの「3大B」と呼ばれていいます。
父親は音楽家でありましたが家庭は非常に貧しく、ブラームスは家計を助けようと
ダンスホールにてピアニストとして生計をたてていたそうです。
性格は「人嫌い」、「偏屈」など孤独であったようです。
そのようなとき転機があったのは20歳の時に「シューマン」との出会いであり、
そのときのシューマンはブラームスのことを「この若者には何も足すべきところも、
何も引くべきところもない」と才能を絶賛したのでした。

ピアノ協奏曲第1番ニ短調 作品15

第1番ニ短調は、1858年に書かれ、ブラームスみずからピアノを弾き、
有名なヨアヒムの指揮によって1859年1月27日に初演されました。
当時はまわりの人々から非難を受けたようですが、次第に評判が良くなり、
今では、ピアノ協奏曲の中でも有名で、演奏会でもよく演奏される曲となっています。
この曲を作曲してしていた背景は、恩師でもあった作曲家シューマンが、発狂して
ライン川に投身したという悲惨な出来事があった時で、ブラームスにとっても
精神的にかなりの打撃を受けたため、この曲にもそうした暗影がうかがえます。

第一楽章 マエストーソ

冒頭からブラームスらしい暗影がうかがえ、彼の感情を表現をしたものと思われます。
 オーケストラは壮大さがあり、途中からピアノは悲しさの中にも繊細さがあり、
オーケストラとの調和が素晴らしいです。

第二楽章 アダージョ

ゆったりとした曲調で始まります。
曲全体では、ブラームスの人間的な優しさや温かさが感じ取れます。

第三楽章 ロンド・アレグロ・ノン・トロッポ

主題をピアノが演奏し、途中オーケストラが追従し、完璧な調和が素晴らしいです。
やはり主題はブラームスらしくところどころに暗影が見え隠れし、
時々明るい兆しも現れます。
言葉では表現できないほど繊細でかつ、美しい音の調合です。
最後は、ほのぼのとした感覚をもって終演します。

私の愛聴盤

指揮:ティーレマン ピアノ:ポリーニとの共演です。
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まとめ

今回は各楽章にブラームスの感情や人間的な優しさが垣間見れる第1番を紹介させて
いただきました。
尚、私は専門家ではありませんので、あくまでも個人の意見として紹介をさせて
いただきました。
ご興味のある方は、一度お聴きいただき、一人でもブラームスの愛聴者が増えれば
嬉しいです。

参考文献 吉田秀和氏 ブラームス 河出文庫 2019年
     三枝成彰氏 大作曲家の履歴書(下) 中央文庫 2012年
     神保璟一郎氏 クラシック音楽鑑賞辞典 講談社学術文庫 1994年

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