ブラームス クラリネット五重奏曲の魅力と私のおすすめ名盤

クラシック音楽

 ブラームスの五重奏曲はピアノとクラリネットの2曲があり、いずれもブラームスの
室内楽曲の代表曲で名曲です。
 このクラリネット五重奏曲はクラリネットと弦楽四重奏の組み合わせで、
モーツァルトにも同じ組み合わせがあります。
 今回はクラリネットが主役の五重奏曲を紹介いたします。

作曲家ブラームスとは

ヨハネス・ブラームス(1833年5月7日生ー1897年4月3日没) 享年63歳
 1833年にドイツ・ハンブルグに生まれ、バッハ、ベートーヴェンとともに
ドイツの「3大B」と呼ばれていいます。
 父親は音楽家でありましたが家庭は非常に貧しく、ブラームスは家計を助けようと
ダンスホールにてピアニストとして生計をたてていたそうです。
 性格は「人嫌い」、「偏屈」など孤独であったようです。
 そのようなとき転機があったのは20歳の時に「シューマン」との出会いであり、
そのときのシューマンはブラームスのことを「この若者には何も足すべきところも、
何も引くべきところもない」と才能を絶賛したのでした。

クラリネット五重奏曲ロ短調 作品115

 ブラームスはドイツの有名なクラリネット奏者リヒャルト・ミューンフェルトを知り、
そのために室内楽曲を書くことを決心し、1891年(58歳)の夏にオーストリアの
イシル温泉地で作曲をしました。
 曲の特徴はクラリネットの持つ美しさが充分に示され、弦楽器との調和も見事です。

第一楽章 アレグロ

 冒頭は印象的なメロディからはじまり、ブラームスらしい歌謡的な主題と抒情的な
美しい第二主題からなり、そこにクラリネットのカデンツァが表現され、
すばらしい結尾にゆるみなくひきずっていきます。

第二楽章 アダージョ

 穏やかな旋律でブラームス独特の情熱を封じているかのようで、
途中クラリネットの音色が物悲しさを表現しています。

第三楽章 アンダンティーノ・プレスト・ノン・アッサイ

 なめらかで優しい主題が進んでいきますが、やがて魅惑的に変化していき、
後に快活で新たな主題となり、最後は高潮し終曲します。

第四楽章 コン・モト

 この楽章では、弦楽器が主題を支持し、クラリネットはときどき力を添える程度で
ブラームスのやさしさが伝わってきます。
 また、ブラームス独特の地味な旋律は、幾多にも変化し、最後は第一楽章の旋律が現れ、
曲全体を統一し見事に終曲します。

私のおすすめ名盤

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まとめ

 ブラームスは五重奏曲をピアノとクラリネットの2曲を残しています。
 今回はクラリネット五重奏曲を紹介いたしました。
 ご興味のある方は、一度お聴きいただき、一人でもブラームスの愛聴者が増えれば
嬉しいです。
 尚、私は専門家ではありませんので、あくまでも個人の意見として紹介をさせて
いただきました。

参考文献 吉田秀和氏 ブラームス 河出文庫 2019年
     三枝成彰氏 大作曲家の履歴書(下) 中央文庫 2012年
     神保璟一郎氏 クラシック音楽鑑賞辞典 講談社学術文庫 1994年


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