ブラームスは多くの交響曲や管弦楽を作曲しましたが、今回は管弦楽の最後の作品である
「ヴァイオリンとチェロのための協奏曲 イ短調 作品102」を紹介いたします。
作曲家ブラームスとは
ヨハネス・ブラームス(1833年5月7日生ー1897年4月3日没) 享年63歳
1833年にドイツ・ハンブルグに生まれ、バッハ、ベートーヴェンとともに
ドイツの「3大B」と呼ばれていいます。
父親は音楽家でありましたが家庭は非常に貧しく、ブラームスは家計を助けようと
ダンスホールにてピアニストとして生計をたてていたそうです。
性格は「人嫌い」、「偏屈」など孤独であったようです。
そのようなとき転機があったのは20歳の時に「シューマン」との出会いであり、
そのときのシューマンはブラームスのことを「この若者には何も足すべきところも、
何も引くべきところもない」と才能を絶賛したのでした。
ヴァイオリンとチェロのための協奏曲 イ短調 作品102
この曲はヴァイオリンの名手であるヨアヒムとチェロの名手であるハウスマンのために
1887年に書かれ、管弦楽作品としてはブラームスの最後の作品です。
また、日本では「二重協奏曲」と呼ばれることが多いです。
この曲を最後に、死ぬまでの9年間は室内楽曲と声楽曲の作曲に心魂を注ぎました。
1887年10月18日 ケルンにてブラームスの指揮、ヨアヒムのヴァイオリン、
ハウスマンのチェロによっておこなわれました。
また、この曲はイアリアの作曲家であるヴィオッティの有名な「イ短調協奏曲」を
ヒントに作曲されたとも言われています。
第1楽章 アレグロ
チェロが ヴァイオリンの伴奏をしたがえながら入ってきて、強い性格と力に満ちた主題、
抒情的な曲調のこの二つが相反復しつつブラームスらしいメロディが演奏されます。
題名のとおり、ヴァイオリンとチェロのハーモニーが素晴らしいです。
第2楽章 アンダンテ
曲はホルンでのびやかに始まり、これを管楽器がこだまのように静かに受け、少しすると
弦楽器の合唱のような伴奏にのって、独奏のヴァイオリンとチェロが一抹の
ブラームスらしい寂しさのこもった美しい主題があらわれます。
第3楽章 ヴィヴァーチェ・ノン・トロッポ
この曲の演奏機会が少ないのは、この楽章が難曲といわれています。
ブラームスが好んだジプシー音楽が主題でチェロがもっとも巧妙にまた豊かに
演奏されます。
私のおすすめ名盤
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ワディム・レーピン(ヴァイオリン)、トゥルルス・モルク(チェロ)
リッカルド・シャイー指揮 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
まとめ
ブラームスは、4つの交響曲を始め作品を残しておりますが、今回は最後の管弦楽作品と
いわれている「ヴァイオリンとチェロのための協奏曲 イ短調 作品102」を
紹介させていただきました。
是非皆様も一度お聴きいただき、ブラームスの旋律お楽しみください。
お気に入りの1曲になるかもしれませんね。
尚、私は専門家ではありませんので、あくまでも個人の意見として紹介をさせて
いただきました。
一人でもブラームスの愛聴者が増えれば嬉しいです。
参考文献 吉田秀和氏 ブラームス 河出文庫 2019年
三枝成彰氏 大作曲家の履歴書(下) 中央文庫 2012年
神保璟一郎氏 クラシック音楽鑑賞辞典 講談社学術文庫 1994年
ブラームス 音楽之友社 1993年
<この記事を書いた人>
学生時代から40年以上クラシック音楽をこよなく愛するシニアで、
特に好きな作曲家はブラームスとショパンです。