ショパン 4つの即興曲の魅力と私のおすすめ名盤

クラシック音楽

「ピアノの詩人」と呼ばれているショパンは即興曲(アンプロンプテュ)、
練習曲(エチュード)、譚詩曲(バラード)、諧謔曲【かいぎゃくきょく】(スケルツォ)、
マズルカ、夜想曲(ノクターン)、ポロネーズ、前奏曲(プレリュード)、
円舞曲(ワルツ)など多くのピアノ形式を開拓した人としても知られています。
今回は数多い形式の中からショパンが作曲した4つの即興曲(アンプロンプテュ)魅力を
紹介していきたいと思いますので、ご参考していただけますと幸いです。
尚、感想などはあくまでも個人的となりますので、ご了承いただきますようお願い
いたします。

作曲家 ショパンとは

1810年3月1日生まれ(1849年10月17日没) (享年39歳)
(生誕地:ポーランド 首都ワルシャワに近いジェラゾヴァ・ヴォラ)
父親はフランス語教師(フランス人)、母親はピアニスト(ポーランド人)のハーフで、
容姿は上品な顔立ちで優雅な物腰、声が小さく、手指が小さかったようです。
また、性格は人々の耳目を集める中心人物でしたが、少々意固地なところが
あったようです。
「ピアノの詩人」といわれるだけに作曲した曲がほぼピアノ曲であり、
わが日本においては、テレビCMなどを通じ耳にする曲は非常になじみのある曲ばかりです。

即興曲とは

即興曲は19世紀ロマン派のピアノ曲に自由な形式で書かれた性格小品の一つで、
シューベルトやショパンの作品が有名で、フランス語でアンプロンプテュともいわれます。
日本語では即興曲と訳されますが、実際には即興で演奏するのではなく、即興風に
作られているのが特徴です。

ショパンの即興曲

日本で最初(1922年11月15日)に出版されたショパンの伝記を執筆したアメリカの
批評家ジェームズ・ハネカー氏はこの即興曲を「奔放な感情を黙想的な意志からなる
独創的な4つの即興曲」と評しています。
ショパンの天才を示した代表的な曲で、ショパンらしいメロディが生き生きと溢れています。

第1番 変イ長調 作品29番

4曲の中で、特に即興気分に富み、冒頭から沸き立つようなショパンらしいメロディで
自然そのもののような感情で溢れています。(1837年出版)

第2番 嬰ヘ長調 作品36番

ハネカー氏はこの曲を「過去の優しい恩愛を悲しげに黙想する1つのバラードである」
と評しています。
夢見るようなメロディですべてが即興らしく実感のまま暗示しています。(1839年作)

第3番 変ト長調 作品51番

哀愁のショパンと示したような曲で4つの即興曲中で、もっとも至難とされ、非常に
柔らかいショパンのメロディがとても心地が良く、1842年の作で生前に出版された
最後の即興曲といわれています。

第4番 嬰ハ短調 作品66番

日本では「幻想即興曲」として、知られており、演奏会でもよく取り上げられる
曲の一つです。
また、この曲はショパンの死後発見されたもので、ショパンは
「自分の死後破棄してもらいたい」と遺言したそうですが、今日では全曲中もっとも
名高い曲となっています。
冒頭からショパンの魅力的なやるせない悲しさと優しさのこもった曲であり、
一度聴いたら耳に残る忘れられないメロディが非常に美しい曲です、(1834年作)

わたしのおすすめ名盤

2020年にコンサート活動を引退されましたが、指揮者としても活躍されていた
ピアニスト「ウラディーミル・アシュケナージ」の演奏は安定感があり、最高です。

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まとめ

今回は4つの「即興曲」を紹介しましたが、それぞれショパンの祖国への感情や愛情が
感じられる素晴らしい作品ばかりです。
是非、皆様も一度お聴きいただき、お気に入りを曲を探してみてください。
ショパンのとりこになるかもしれませんよ。
尚、私は専門家ではありませんので、あくまでも個人の意見として紹介をさせて
いただきました。
一人でもショパンやクラシック音楽の愛聴者が増えれば嬉しいです。

参考文献:文藝別冊 ショパンーパリの異邦人 株式会社河出書房新社 2014年
     三枝成彰氏 大作曲家の履歴書(上) 中央文庫 2012年
     伊熊よし子氏 図説 ショパン ふくろうの本 2010年
     中野 雄氏ほか クラシック名盤この1枚 知恵の森文庫 2003年 
     堀内みさ氏 堀内昭彦氏 ショパン紀行 東京書籍 2005年
     神保璟一郎氏 クラシック音楽鑑賞辞典 講談社学術文庫 1994年


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