ショパン 円舞曲(ワルツ)の魅力と私のおすすめ名盤

クラシック音楽

 「ピアノの詩人」と呼ばれているショパンは即興曲(アンプロンプテュ)、練習曲(エチュード)、譚詩曲(バラード)、諧謔曲【かいぎゃくきょく】(スケルツォ)、マズルカ、
夜想曲(ノクターン)、ポロネーズ、前奏曲(プレリュード)、円舞曲(ワルツ)など
多くのピアノ形式を開拓した人としても知られていますが、今回は円舞曲(ワルツ)を
紹介いたします。

 ショパンは、全部で20曲の円舞曲(ワルツ)を書きましたが、作品番号が付いて
いる作品は13曲で残りの7曲はいずれも「遺作」とされています。
今回は、作品番号が付いている13曲を紹介いたします。

作曲家 ショパンとは

 1810年3月1日生まれ(1849年10月17日没) (享年39歳)
(生誕地:ポーランド 首都ワルシャワに近いジェラゾヴァ・ヴォラ)
 父親はフランス語教師(フランス人)、母親はピアニスト(ポーランド人)のハーフで、 
容姿は上品な顔立ちで優雅な物腰、声が小さく、手指が小さかったようです。
 また、性格は人々の耳目を集める中心人物でしたが、少々意固地なところが
あったようです。 
 「ピアノの詩人」といわれるだけに作曲した曲がほぼピアノ曲であり、
わが日本においては、テレビCMなどを通じ耳にする曲は非常になじみのある曲ばかりです。

 

ショパンの円舞曲(ワルツ)とは

ショパンが活躍した当時は円舞曲(ワルツ)と言えばウィーンを中心にした貴族社会で
盛んに行われ。、その中心をなすのものはヨハン・シュトラウスのものでした。
 ショパンは、この形式を愛し、これに基づく曲を作りましたが、ショパンの
円舞曲(ワルツ)はこれらのウィーン風とは違ったもので、スラブ人独特の憂愁な情緒を
漂わせショパン独自の華麗典雅な雰囲気をうつしたスタイルを形成しました。
 このショパンの円舞曲(ワルツ)は不思議な魅力があり、かつ神秘的なメロディで
聴く者を飽きさせません。

第1番 変ホ長調 作品18番 「華麗なる大円舞曲」

 1831年頃の作品で、円舞曲(ワルツ)の中でもっとも華麗絢爛たる曲で、
まさに大舞踏会にふさわしいメロディです。

第2番 変イ長調 作品34番の1 「華麗な円舞曲」

 1838年の作品でシューマンは「舞踏会場で即興的に作られたものの
ように思われる」と評しています。
また、1番とは少し違った趣があります。

第3番 イ短調 作品34番の2

 いかにも悲しげを帯びたショパン特有のメロディに満ちており、陶酔します。

第4番 ヘ長調 作品34番の3

 1838年に出版された曲で、爽快で情熱的なメロディです。

第5番 変イ長調 作品42番

 相愛の二人が寄り添って踊る様子が想像できるメロディです。

第6番 変ニ長調 作品64番の1 「子犬のワルツ」

 1847年に出版され、円舞曲(ワルツ)の中でも人気の曲で、「子犬のワルツ」という
名称で広く親しまれています。
ジョルジュ・サンドのところで飼っていた子犬が、自分の尻尾を追ってくるくるまわる
姿からヒントをえて、ショパンが書いたと伝えられています。

第7番 嬰ハ短調 作品64の2

 この曲も人気のある曲で、円舞曲(ワルツ)というよりマズルカのようで、にじみ出る
スラブの憂愁美がとても魅力的です。

第8番 変イ長調 作品64番の3

 病気に苦悩するショパンとは違った明るくいきいきとした曲です。

第9番 変イ長調 作品69番の1 「別れのワルツ」

 ショパンが恋人のマリー・ヴォジンスカに贈った曲で、「別れのワルツ」という
名称で親しまれています。
 甘美で感傷的なメロディが、聴く者をうっとりさせます。

第10番 ロ短調 作品69番の2

 1829年ショパンが19歳の時の作品で、とても感傷的な曲です。

第11番 変ト長調 作品70番の1

 1855年に遺作曲として出版された曲。
 演奏が難しいと言われていますが、とても美しい曲です。

第12番 ヘ短調 作品70番の2

 美しく感傷的な曲で、歌っているようです。

第13番 変ニ長調 作品70番の3

 ショパンの若いころの初恋の人を思って書いたと言われており、まさに
青春の憧れがあふれている曲です。

私のおすすめ名盤

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まとめ

 今回は円舞曲(ワルツ)を紹介しましたが、それぞれショパンの祖国への
感情や愛情が感じられる素晴らしい作品ばかりです。
 是非、皆様も一度お聴きいただき、お気に入りを曲を探してみてください。
 ショパンのとりこになるかもしれませんよ。
 尚、私は専門家ではありませんので、あくまでも個人の意見として紹介をさせて
いただきました。
一人でもショパンやクラシック音楽の愛聴者が増えれば嬉しいです。

参考文献:文藝別冊 ショパンーパリの異邦人 株式会社河出書房新社 2014年
     三枝成彰氏 大作曲家の履歴書(上) 中央文庫 2012年
     伊熊よし子氏 図説 ショパン ふくろうの本 2010年
     中野 雄氏ほか クラシック名盤この1枚 知恵の森文庫 2003年 
     堀内みさ氏 堀内昭彦氏 ショパン紀行 東京書籍 2005年
     神保璟一郎氏 クラシック音楽鑑賞辞典 講談社学術文庫 1994年

<この記事を書いた人>
 学生時代から40年以上クラシック音楽をこよなく愛するシニアで、
特に好きな作曲家はブラームスとショパンです。

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