ショパン ピアノ協奏曲第2番の魅力とおすすめ名盤3選

趣味

ショパンは生涯作曲した曲の多くがピアノの単独曲です。
その中で、オーケストラとの共演のピアノ協奏曲を2曲作曲しています。
ショパン国際ピアノコンクールでは、本選で第1番を演奏するファイナリストが多く、
過去のコンクールで第2番を弾いて優勝したのは1937年(第3回)の
ヤコフ・ザーク氏(ソ連)と1980年(第10回)ダン・タイ・ソン氏(ベトナム)の
2人のみとのことです。
また、1965年(第7回)の優勝者のマルタ・アルゲリッチも当初は第2番を用意
していたそうですが、急遽1番に変更したというエピソードもあるようです。
いろいろなエピソードがありますが、2番も非常に素晴らしい曲ですので、
その魅力を紹介したいと思います。

作曲家ショパンとは

1810年3月1日生まれ(1849年10月17日没) 39歳
(生誕地:ポーランド 首都ワルシャワに近いジェラゾヴァ・ヴォラ)
父親はフランス語教師(フランス人)、母親はピアニスト(ポーランド人)のハーフで、
容姿は上品な顔立ちで優雅な物腰、声が小さく、手指が小さかったようです。
また、性格は人々の耳目を集める中心人物でしたが、少々意固地なところが
あったようです。
「ピアノの詩人」といわれるだけに作曲した曲がほぼピアノ曲であり、
わが日本においては、テレビCMなどを通じ耳にする曲は非常になじみのある曲ばかりです。

ピアノ協奏曲第2番ハ短調 作品21の特徴

第1楽章(マエストーソ)

第1番と対照的で、穏やかで女性的な感じで始まり、ロマンティックなメロディが
最後まで続きます。

第2楽章(ラルゲット)

19歳の時に初恋の人への想いを込めて作曲されたと言われおり、ピアノと弦楽器の
マッチングは素晴らしいです。

第3楽章(アレグロ・ヴィヴァーチェ)

演奏が至難とも言わてれおり、曲調が快く踊りようで美しく、花畑の中にいるような
感覚になります。

私のおすすめ名盤3選

1.ピアノ&指揮:クリスティアン・ツィマーマン

【1975年優勝者】1956年12月5日生(ポーランド)
ショパンと同郷であるツィマーマンはショパンの2曲のピアノ協奏曲に対して、非常に
思い入れがあり、かなり研究熱心であると言われています。
それを実現するために、自らオーケストラを組織して、自らピアノの演奏を行いました。
まさにこのCDには彼の意志を徹底させた内容が詰め込まれている感じがいたします。
非常にテンポが遅く、オーケストラには異様に厚みがあり、途中は所々の強弱でうねり、
時々大きく間があり、ツィマーマンの独奏も自信に溢れています。
私は最初に聴いたとき、こんな遅いテンポの演奏に驚愕でしたが、聴いているうちに
その演奏に引き込まれてしまい、以来現在もこの演奏に非常に魅力を感じています。
演奏:ポーランド祝祭管弦楽団

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2.ピアノ:スタニスラ・ブーニン

【1985年優勝者】1966年9月25日生(ロシア)
19歳でショパン国際ピアノ・コンクールで優勝し、一躍時の人となり、日本では
「ブーニン・ブーム」となり、大人気のピアニストになりました。
1988年に西ドイツ(当時)に亡命し、以後世界中の音楽フェスティバルなどにも
精力的に出演したことから、世界中で人気のピアニストでもあります。
近年は体調不良の為、一時演奏を休止されていましたが、再開をされたようです。
また、ピアニストの辻井伸行氏にも影響を与えた演奏家として知られています。
この演奏はブーニンの感覚的なひらめきと作品への思いやオーケストラとの融合、調和、
協調が素晴らしいです。
今後もブーニン氏を応援したいと思います。
演奏:カジミエシュ・コルド指揮、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団

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3.ピアノ:ダン・タイ・ソン

【1980年優勝者】1958年7月2日生(ベトナム)
さすがに優勝したこともあり、ピアノ協奏曲第2番の演奏は素晴らしいです。
私は第二楽章のピアノと弦楽器との融合したメロディの美しさは、言葉では
言い表せない切ない思いが込められているようで、大好きな楽章です。
ダン・タイ・ソン氏の演奏は、全体にわたり音色の美しさが素晴らしいです。
また、余談ですが、ダン・タイ・ソン氏は2021年度ショパン国際ピアノコンクール
での審査員の一人でもありました。
演奏:イェジー・ヤン・マクシミウク指揮
ションフォニア・ヴァルソヴィア(ポーランドのオーケストラ)※
   ※1984年に有名なヴァイオリニストであるユーディ・メニューイン
    によって設立されました。

まとめ

まだまだたくさんの名盤、名演奏がありますが、私が良く聴くものを紹介いたしました。
尚、私は専門家ではありませんので、あくまでも個人の意見として紹介をさせて
いただきました。
ご興味のある方は、一度お聴きいただき、一人でもショパンの愛聴者が増えれば
嬉しいです。
また次回の「ショパン国際ピアノ・コンクール」が楽しみです。

ピアノ協奏曲第1番の魅力とおすすめ名盤3選

参考文献:三枝成彰氏 大作曲家の履歴書(上) 中央文庫 2012年
     中野 雄氏ほか クラシック名盤この1枚 知恵の森文庫 2003年 
     神保璟一郎氏 クラシック音楽鑑賞辞典 講談社学術文庫 1994年

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