ブラームス ピアノ五重奏曲の魅力と私のおすすめ名盤

クラシック音楽

ブラームスは、交響曲を作曲する前に多くの室内楽曲を作曲しており、
この「ピアノ五重奏曲 ヘ短調」は、その足掛かりとも言われています。
また、バッハの影響を受けたとも言われている当該曲を紹介したいと思います。

作曲家ブラームスとは

ヨハネス・ブラームス(1833年5月7日生ー1897年4月3日没) 享年63歳
1833年にドイツ・ハンブルグに生まれ、バッハ、ベートーヴェンとともに
ドイツの「3大B」と呼ばれていいます。
父親は音楽家でありましたが家庭は非常に貧しく、ブラームスは家計を助けようと
ダンスホールにてピアニストとして生計をたてていたそうです。
性格は「人嫌い」、「偏屈」など孤独であったようです。
そのようなとき転機があったのは20歳の時に「シューマン」との出会いであり、
そのときのシューマンはブラームスのことを「この若者には何も足すべきところも、
何も引くべきところもない」と才能を絶賛したのでした。

ピアノ五重奏曲 ヘ短調 作品34

ブラームスは、ドイツの3Bとも言われており、大作曲家であったバッハを崇拝しており、
この作品はバッハの影響がみられる作品の1つで1864年(31歳)に作曲されました。
当初は弦楽四重奏にチェロを1本足した弦楽五重奏曲として作曲されましたが、
ピアノと弦楽四重奏という編成の唯一の作品でブラームスの代表曲でもあります。
また、ブラームスは、ピアノへの愛着があり、彼のピアノ曲は管弦楽を要求するかの
ように作曲され、ある点において非難を受けたといわれていました。
このピアノ五重奏曲は交響曲を作曲するまえに作曲され、交響曲への足掛かりに
なった作品ともわれています。

第一楽章 アレグロ・ノン・トロッポ

バッハの影響を受けた楽章でありますが、冒頭の悲しげな旋律はまさにブラームスの
旋律で、感覚的な美しさや充実感、力強さがあらわれています。
冒頭の悲しげな旋律が、聴く者を魅了します。

第二楽章 アンダンテ・ウン・ポコ・アダージョ

第一楽章とは対照的であり、抒情的かつ落ち着いた旋律です。
ブラームスの子守唄を想像させます。

第三楽章 スケルツォ

ピアノが際立ち上品で快活な小行進曲のようです。
ハ短調とハ長調が交互に表われハ長調で終曲します。

第四楽章 ポコ・ソステヌート・プレスト・ノン・トロッポ

この楽章は1楽章から3楽章の集大成を想像させます。
ハンガリー調のメロディを思わせ、ブラームス独特の悲しさを表現しています。
ゆったりとしていた曲調が最後は力強く駆け込むように印象深く終曲します。

私のおすすめ名盤

ピアノ:マウリツィオ・ポリーニ イタリア弦楽四重奏
イタリア人の名ピアニスト・マウリツィオ・ポリーニ唯一の室内楽(録音)となる
貴重なアルバムです。
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まとめ

 ブラームスは五重奏曲をピアノとクラリネットの2曲を残しています。
今回はピアノ五重奏曲を紹介いたしました。
 ご興味のある方は、一度お聴きいただき、一人でもブラームスの愛聴者が増えれば
嬉しいです。
 尚、私は専門家ではありませんので、あくまでも個人の意見として紹介をさせて
いただきました。  

参考文献 吉田秀和氏 ブラームス 河出文庫 2019年
     三枝成彰氏 大作曲家の履歴書(下) 中央文庫 2012年
     神保璟一郎氏 クラシック音楽鑑賞辞典 講談社学術文庫 1994年


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