ブラームスに関連した映画は、あまり多くありませんが、私が感動した
映画「クララ・シューマン愛の協奏曲」をご紹介したいと思います。
概要
この映画は、クララ・シューマン、夫であるロベルト・シューマンおよびブラームスの
3人に焦点が当てられ、ブラームスの末裔であるヘルマ・サンダース=ブラームスが監督
および脚本を担当した興味深い作品です。
また、映画の中では3人が作曲した作品がそれぞれ使用され、映画はもちろんその
美しいメロディにも魅了される作品です。
ブラームスファンは一度は観ておきたい映画ではないでしょうか。
詳細は観てのお楽しみ
作品内容
2008年(ドイツ、フランス、ハンガリー) オリジナル言語(独語)
<キャスト>
クララ・シューマン(マルティナ・ゲデック)
ロベルト・シューマン(パスカル・グレゴリー)
ヨハネス・ブラームス(マリック・ジディ)
2009年 カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭 上映作品
映画の中での使用楽曲
①ピアノ協奏曲イ短調作品54~第1楽章(ロベルト・シューマン)
②ピアノ・トリオ第1番 ロ長調作品8~第2楽章(ヨハネス・ブラームス)
③交響曲第3番変ロ短調作品97「ライン」第1,第2楽章(ロベルト・シューマン)
④ピアノ・ソナタ第2番嬰へ短調作品2~第1楽章(ヨハネス・ブラームス)
⑤色とりどりの小品作品99~第4曲(音楽帖第1番)(ロベルト・シューマン)
⑥子守歌作品49-4(ヨハネス・ブラームス)
⑦ピアノ・ソナタ第1番嬰へ短調作品11~第1楽章(ロベルト・シューマン)
⑧ハンガリー舞曲集~第5番嬰へ短調(ヨハネス・ブラームス)
⑨幻想小曲集作品12~第1曲(夕べに)(ロベルト・シューマン)
⑩ロマンス・ヴァリエ(ピアノのためのロマンスと変奏)作品3
(クララ・シューマン)
⑪クララ・ヴィークのロマンスによる即興曲
(クララ・ヴィークの主題による10の即興曲作品5)(ロベルト・シューマン)
⑫ピアノ協奏曲第1番ニ短調作品15~第1楽章(ヨハネス・ブラームス)
<参考資料>DVDの解説書より(ALBSD-1273)
まとめ
クララ・シューマン、夫であるロベルト・シューマンおよびブラームスの
3人に焦点が当てられそれぞれの想いを描いています。
史実とは、少し異なっているとも言われていますが、私はよりブラームスを知る上では、
かかせない映画であると思います。
天才音楽家たちに秘められた関係を美しい旋律にのせて描かれた愛の作品で、
ブラームスファンの方々に是非観ていただきたい作品です。
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<この記事を書いた人>
学生時代から40年以上クラシック音楽をこよなく愛するシニアで、
特に好きな作曲家はブラームスとショパンです。