ブラームス ピアノ三重奏曲第1番ロ長調の魅力と私のおすすめ名盤

クラシック音楽

 ブラームスは、ピアノ三重奏曲は全部で3曲残していますが、 今回は、
1854年1月に作曲され、初版から35年後に改訂された1番ロ長調作品8を
紹介させていただきます。

作曲家ブラームスとは

ヨハネス・ブラームス(1833年5月7日生ー1897年4月3日没) 享年63歳
1833年にドイツ・ハンブルグに生まれ、バッハ、ベートーヴェンとともに
ドイツの「3大B」と呼ばれていいます。
 父親は音楽家でありましたが、家庭は非常に貧しく、ブラームスは家計を助けようと
ダンスホールにてピアニストとして生計をたてていたそうです。
 性格は「人嫌い」、「偏屈」など孤独であったようです。
 そのようなとき転機があったのは20歳の時に「シューマン」との出会いであり、
そのときのシューマンはブラームスのことを「この若者には何も足すべきところも、
何も引くべきところもない」と才能を絶賛したのでした。

ピアノ三重奏曲第1番ロ長調 作品8

 ブラームスのこのピアノ三重奏曲第1番は、1854年1月(ブラームス21歳)の初版
と35年後の1889年(ブラームス56歳)の改訂された2曲が存在し、現在では、
改訂版の方が多く演奏されています。

第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ ロ長調

 情緒が濃厚なロ長調で書かれており、ブラームスが、何かに憧れるような人懐っこい
甘い旋律がでてきて、聴く者を魅了します。
 ピアノと弦の調和が素晴らしく、心地よいメロディです。

第2楽章 スケルツォ・アレグロ・モルト ロ短調

 この2楽章は、ほぼ初版のままだそうで、青年ブラームスの特徴が表現されており、
ブラームス特有のユーモラスに満ちながらシューマン風のロマン的なメロディが、
聴く者を魅了します。

第3楽章 アダージョ ロ長調

 第1楽章同様、ロ長調の濃厚で甘いゆっくりとした響きでコーラル風の和声的な
旋律がブラームスらしくとても美しいです。
 中ほどのチェロの旋律はいかにもブラームスの音楽で、 最後は、冒頭のコラールを
奏しながら終演します。

第4楽章 アレグロ ロ短調

 第1主題の展開が長く続いて、新しい節が出たり、副主題が戻ったりと、不安な
落ち着かない感情が入ったりしますが、全体的には堂々としており、最後まで
聴きごたえのある楽章です。

私のおすすめ名盤

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まとめ

 ブラームスは、3曲のピアノ三重奏曲を作曲しましたが、その中で初版から35年後に
改訂された第1番ロ長調作品8を紹介させていただきました。
 是非聴いていただき、ブラームスらしい甘美な旋律お楽しみください。
 お気に入りの1曲になるかもしれませんね。

 尚、私は専門家ではありませんので、あくまでも個人の意見として紹介をさせて
いただきました。
 一人でもブラームスの愛聴者が増えれば嬉しいです。

参考文献 新保裕司氏 ブラームス ヴァリエーション 2023年
     吉田秀和氏 ブラームス 河出文庫 2019年
     三枝成彰氏 大作曲家の履歴書(下) 中央文庫 2012年
     吉田秀和氏 ブラームスの音楽と生涯 音楽之友社 2000年10月5日
     神保璟一郎氏 クラシック音楽鑑賞辞典 講談社学術文庫 1994年
     ブラームス 名曲解説ライブラリー⑦ 音楽之友社 1993年
     

<この記事を書いた人>
 学生時代から40年以上クラシック音楽をこよなく愛するシニアで、
特に好きな作曲家はブラームスとショパンです。

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