ブラームスの晩年のピアノ小品は、作品116から119まで4作品で、
計20曲あります。
今回は、最後の作品である作品119を紹介いたします。
作曲家ブラームスとは
ヨハネス・ブラームス(1833ー1897) 享年63歳
1833年にドイツ・ハンブルグに生まれ、バッハ、ベートーヴェンとともに
ドイツの「3大B」と呼ばれています。
父親は音楽家でありましたが家庭は非常に貧しく、ブラームスは家計を助けようと
ダンスホールにてピアニストとして生計をたてていたそうです。
性格は「人嫌い」、「偏屈」など孤独であったようです。
そのようなとき転機があったのは20歳の時に「シューマン」との出会いであり、
そのときのシューマンはブラームスのことを「この若者には何も足すべきところも、
何も引くべきところもない」と才能を絶賛したのでした。
第1曲 間奏曲 アダージョ ロ短調
ブラームスでは珍しく、不協和音が大胆に用いられていますが、聴いていてとても
心地よいメロディで、感情の変化が表われています。
また、この曲に対して、クララ・シューマンは、「灰色の真珠ー曇っているがひじょうに
貴重である」と言う言葉を残しています。
第2曲 間奏曲 アンダンティーノ・ウン・ポコ・アジタート ホ短調
変奏の技法が用いられており、曲はワルツの前身であるオーストリアの田舎の舞曲である
レントラーの性格で寂しく、柔和な気分になるとてもやさしい曲です。
第3曲 間奏曲 グラツィオーソ・エ・ジョコーソ ハ長調
間奏曲とされていますが、ジョコーソ(ユーモラスの意)の表記があるように
明るくスケルツォに近い感じの曲です。
第4曲 狂詩曲 アレグロ・リソルート 変ホ長調
晩年の小品の中で最もスケールが大きい曲です。
曲のはじめは力強いメロディでその後バラード風になっていき、聴いていて
とても気持ちの良い曲です。
この曲は、この変ホ長調で終わらずに、変ホ短調に入って結ばれています。
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まとめ
ブラームスの晩年のピアノ曲は全部で20曲ありますが、 今回は、最後の作品119の
4曲を紹介させていただきました。
それぞれの曲にはブラームスが歩んできた人生そのものが詰まっていると思います。
是非、お聴きいただき、ブラームスらしい旋律お楽しみください。
尚、私は専門家ではありませんので、あくまでも個人の意見として紹介をさせて
いただきました。
一人でもブラームスの愛聴者が増えれば嬉しいです。
参考文献 新保裕司氏 ブラームス ヴァリエーション 2023年
吉田秀和氏 ブラームス 河出文庫 2019年
三枝成彰氏 大作曲家の履歴書(下) 中央文庫 2012年
吉田秀和氏 ブラームスの音楽と生涯 音楽之友社 2000年10月5日
神保璟一郎氏 クラシック音楽鑑賞辞典 講談社学術文庫 1994年
ブラームス 名曲解説ライブラリー⑦ 音楽之友社 1993年
<この記事を書いた人>
学生時代から40年以上クラシック音楽をこよなく愛するシニアで、
特に好きな作曲家はブラームスとショパンです。
