ブラームス セレナード第1番の魅力と私のおすすめ名盤

クラシック音楽

 ブラームスのセレナードは、2曲あり、いずれもブラームスが24歳から27歳の
デトモルト時代に作曲されました。
 今回は、第1番ニ長調作品11を紹介いたします。

作曲家ブラームスとは

ヨハネス・ブラームス(1833ー1897)  享年63歳
 1833年にドイツ・ハンブルグに生まれ、バッハ、ベートーヴェンとともに
ドイツの「3大B」と呼ばれています。
 父親は音楽家でありましたが家庭は非常に貧しく、ブラームスは家計を助けようと
ダンスホールにてピアニストとして生計をたてていたそうです。
 性格は「人嫌い」、「偏屈」など孤独であったようです。
 そのようなとき転機があったのは20歳の時に「シューマン」との出会いであり、
そのときのシューマンはブラームスのことを「この若者には何も足すべきところも、
何も引くべきところもない」と才能を絶賛したのでした。

セレナード第1番 ニ長調 作品11

 この第1番の作品は、ブラームスが、20代前半の作品で、第2番と共に交響曲の作曲に
向けて足掛かりになったと言われています。
 全体は6楽章で構成されており、ハイドンの交響曲の影響を受けたとも言われています。
 また、セレナードと言う語は、もともとラテン語で、晴朗な、おだやかなと言う意味の
言葉と夕方とが、結び付いて生まれたと言われています。

第1楽章 アレグロ・モルト ニ長調

 ソナタ形式で、ホルンの朗らかな響きで始まり、ついでクラリネットとオーボエ、そして
弦楽器へと渡され、第一主題はブラームスらしく長調なのか短調なのか判断しづらい
メロディが耳に残ります。
 最後は。フルートが、第一主題を伴いつつ終了します。

第2楽章 スケルツォ アレグロ・ノン・トロッポ ニ短調

 弦とファゴットによるスケルツォの主題が示され、他の楽器へ橋渡しされ、全体的に
リズミカルでダンス的要素が強い楽章です。

第3楽章 アダージョ・ノン・トロッポ 変ロ長調 

最も重厚で、パッサカリアの技法が用いられいる楽章で、かつ宗教的でとても哀愁が
漂います。
 ロマンチックで室内楽の繊細さとブラームス特有の豊かで切ない表情が美しく
歌われています。

第4楽章 メヌエット ト長調

 古典的で落ち着いたメヌエットと愛らしいメヌエットが交互に奏でられる穏やかな
楽章です。

第5楽章 スケルツォ アレグロ ニ長調

 第2楽章とは対照的で快活で明るい響きを持つ響きをもつスケルツォです。
 ホルンの開放的な響きが魅力です。

第6楽章 ロンド アレグロ ニ長調

 生き生きとした主題が何度も繰り返されるフィナーレで、舞踏的な躍動感と華やかさに
満ちており、充実した楽器の締めくくりにふさわしい穏やかな楽章です。

私のおすすめ名盤

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まとめ

 ブラームスのセレナードは2曲ありますが、いずれも20代前半の作品で、後の交響曲の
足掛かりになったと言われています。
 今回は、最初の作品である第1番ニ長調を紹介させていただきました。
 是非、お聴きいただき、若い時代(デトモルト時代)のブラームスらしい旋律を
お楽しみください。

 尚、私は専門家ではありませんので、あくまでも個人の意見として紹介をさせて
いただきました。
 一人でもブラームスの愛聴者が増えれば嬉しいです。

参考文献 新保裕司氏 ブラームス ヴァリエーション 2023年
     吉田秀和氏 ブラームス 河出文庫 2019年
     三枝成彰氏 大作曲家の履歴書(下) 中央文庫 2012年
     吉田秀和氏 ブラームスの音楽と生涯 音楽之友社 2000年10月5日
     神保璟一郎氏 クラシック音楽鑑賞辞典 講談社学術文庫 1994年
     ブラームス 名曲解説ライブラリー⑦ 音楽之友社 1993年
     

<この記事を書いた人>
 学生時代から40年以上クラシック音楽をこよなく愛するシニアで、
特に好きな作曲家はブラームスとショパンです。

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