皆様、中国映画はご覧になったことはありますでしょうか?
私は学生時代から中国に興味があり、1980年代から中国映画を何本か観てきました。
その中でも印象に残っている映画を随時紹介したいと思います。
今回は、1994年制作の中国映画「活きる」(原題:活着)です。
概要
1993年8月から12月にかけて山東省鄒平県周村をロケ地にした
名匠チャン・イーモウ監督の最高傑作のひとつで、1940年代から70年代にかけて、
国内戦争から解放後の大躍進時代、文化大革命が背景となっており、激動の中国を必死に
生き抜こうとする家族の姿を描いた感動作です。
作品内容
監督:チャン・イーモウ
主演女優:コン・リー、主演男優:グォ・ヨウ
この映画は1994年のカンヌ国際映画祭に出品され、当時チャン・イーモウの
多くの作品に出演したコン・リーではなく、夫役のグォ・ヨウが主演男優賞を
受賞したことも話題となり、また、同時に審査員特別賞も受賞しました。
あらすじ
ある町の資産家である福貴(グォ・ヨウ)は賢くて美しい家珍(コン・リー)と結婚し、
2人の子供に恵まれ、数年間は幸せな日々を過ごしていました。
ところが、もともと賭けごとが好きな福貴は賭博の借金のため、全財産を失ってしまい、
貧乏のどん底に転落します。
また、妻の家珍は子供たちと家を出ていってしまいます。
すべてを失った福貴は、影絵芝居で全国を巡演し生き延びていきます。
やがて、戦火の中をかいくぐり辿り着いたわが家で、貧しいながらも家珍はやさしく福貴を
迎えてくれますが、長女は口がきけなくなっていました。
家珍と福貴は新しい生活をはじめると、次から次へといろいろな出来事がおき、またも
苦労の連続ですが、2人はどのように活きていくのでしょうか?・・・
まとめ
この映画は、監督のチャン・イーモウが初めて長い歳月を背景に、女優ではなく男優の
生涯を描き、始めて文化大革命に触れた作品でもあります。
この映画を観た感想は、中国の激動の時代をたくましく活きていく姿が感動的です。
特に娘が出産をする場面は、とてもリアルに描かれており、ハラハラドキドキでした。
約132分と長編ですが、中国文化大革命や当時の中国国内の状況などのシーンで
映画の中に引き込まれます。
中国に興味のある方は、是非ご覧いただきたい作品の一つです。
尚、感想はあくまでも個人の感想ですので、ご承知おきください。
また、私は専門家ではありませんが、少しでも多くの方が中国映画に興味を持って
いただけますと大変うれしく思います。
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参考文献 石子 順氏 中国映画の明星 女優篇 平凡社 2003年
一部DVD解説より転載