ブラームス ピアノ協奏曲第2番変ロ長調の魅力と私の愛聴盤

クラシック音楽

ブラームスは、2曲のピアノ協奏曲を書いており、第1番はニ短調、第2番は
変ロ長調で書かれ、いずれもピアノ協奏曲の名曲となっております。
今回は2曲のピアノ協奏曲の内、第2番変ロ長調作品83番の魅力をご紹介いたします。

作曲家ブラームスとは

ヨハネス・ブラームス(1833ー1897) 享年63歳
1833年にドイツ・ハンブルグに生まれ、バッハ、ベートーヴェンとともに
ドイツの「3大B」と呼ばれていいます。
父親は音楽家でありましたが家庭は非常に貧しく、ブラームスは家計を助けようと
ダンスホールにてピアニストとして生計をたてていたそうです。
性格は「人嫌い」、「偏屈」など孤独であったようです。
そのようなとき転機があったのは20歳の時に「シューマン」との出会いであり、
そのときのシューマンはブラームスのことを「この若者には何も足すべきところも、
何も引くべきところもない」と才能を絶賛したのでした。

ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 作品83

第2番変ロ長調は、1878年4月ブラームスがイタリアに巡歴した際に、
着手しましたが、すぐには完成に至らず3年後の1881年に再度イアリアを
訪問した際に完成をしました。
協奏曲では珍しく、4楽章からの構成となっています。

第一楽章 アレグロ・ノン・トロッポ

冒頭はホルンの音色が、春穏やかな新緑の風景を想像させます。
そんな平和な曲調は急激な変化をし、暴風雨のような主題によって動乱しますが、
ホルンのやわらかな音色によって再び春うららな日に蘇り、最後はピアノとオーケストラ
とのクライマックスで終演します。
ここでもはやりブラームスの暗影が見え隠れします。

第ニ楽章 アレグロ・アッパショナート

ブラームスらしい悲しげな音色が、オーケストラから引き出され、それにともないピアノが
哀愁漂うメロディを奏でます。

第三楽章 アンダンテ

ブラームスがイタリアで感じたであろう春がここに再現されているようです。
穏やかで、春の日差しを感じ、ほっこりした気分に浸れます。
最後はブラームスらしく暗影を感じながら静かに終演します

第四楽章 アレグレット・グラツィオーソ

冒頭は楽しくうきうきする曲調ですが、途中やはりブラームスの暗影がところどころ
顔を出します。これは長調なのか短調なのか 考えさせられます。
全体的には力強いオーケストラの響きと、ピアノの協調が素晴らしいです。
うきうきした長調部分と物悲しげな短調部分が交互に現れ、曲全体がうまく
まとめあげられています。
最後は主題部分がクライマックスとなり終演します。

私の愛聴盤

ピアノ:ミエール・ギレリス


まとめ

ブラームスのピアノ協奏曲は2曲ありますが、それぞれ特徴があり、
いずれも素晴らしいです。
尚、私は専門家ではありませんので、あくまでも個人の意見として紹介をさせて
いただきました。
ご興味のある方は、一度お聴きいただき、一人でもブラームスの愛聴者が増えれば
嬉しいです。

参考文献 吉田秀和氏 ブラームス 河出文庫 2019年
     三枝成彰氏 大作曲家の履歴書(下) 中央文庫 2012年
     神保璟一郎氏 クラシック音楽鑑賞辞典 講談社学術文庫 1994年


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