2025年9月14日(日)に名古屋芸術大学アートスクエア(文化勤労会館)の
大ホールで行われた第38回定期演奏会に行ってきました。(愛知県北名古屋市))
曲目はアルヴェーンのスウェーデン狂詩曲第1番「夏至の徹夜祭」、チャイコフスキーの
幻想序曲「ロミオとジュリエット」、ブラームスの交響曲第4番ホ短調作品98でした。
また、アンコール曲はブラームスのハンガリー舞曲第6番でした。
※写真はイメージです。
感想
私は36回定期演奏会から知人の紹介で拝聴させていただいておりますが、今回も
いずれの演奏も素晴らしく、帰宅後も感動の余韻が残っています。
会場である名古屋芸術大学アートスクエアの大ホール(約750席)はほぼ満席で、
冒頭、市長の挨拶で始まり、その後、客演指揮者である松山英司氏の指揮で演奏が
始まると聴衆はうっとりと別世界へと引き込まれ、休憩を含めて約2時間の
至福の時間を過ごしました。
また、SDGsにも取り組みをされており、北名古屋市全体(市民も含む)で取り組みを
されていることは大変素晴らしいです。
私は北名古屋市民ではありませんが、このような管弦楽団をお持ちである市民の方が
羨ましいです。
アルヴェーン スペイン狂詩曲第1番「夏至の徹夜祭」
私はこの曲の作曲者やタイトルは初めて拝見しましたが、冒頭のメロディは何処かで
聴いたような軽快なメロディで、調べてみると数年前に某テレビ番組(バラエティ)の
BGMとして使用されたようです。
作曲者は北欧スウェーデン出身のヒューゴ・アルヴェーン(1872-1960)が、
1901年に作曲した管弦楽曲です。
この狂詩曲は第1番から第3番まであり、この1番が一番有名で、演奏機会も多く
冒頭のクラリネットが奏でる主題は、スウェーデン民謡に基づいており、また、
夜明けの主題はイングリッシュホルンで奏でられ、いずれも心に残るメロディです。
冒頭から最後まで、若々しく、活気ある演奏が素晴らしかったです。
チャイコフスキー 幻想序曲「ロミオとジュリエット」
ロシアの大作曲家バラキレフのすすめで、1869年チャイコフスキーが壮年期26歳に
作曲された曲。
オペラの序曲と区別をするため頭に幻想を付けたと言われています。
ご周知のとおり、有名なイギリス人のシェークスピアの戯曲を題材とした悲恋物語を
もとにした標題音楽です。
演奏中は、チャイコフスキーの美しいメロディに魅了されました。
ブラームス 交響曲第4番ホ短調 作品98
クラッシック音楽の中で、私が一番好きな交響曲で、エピソードは、学生時代に遡り、
ある海外のオーケストラの日本公演があり、その時の曲のキャッチフレーズは
「あまりにも悲しすぎる」の一節でした。
それまでは、クラッシク音楽にはあまり興味がなかったのですが、この一節が私に
大きな衝撃を与えてそれ以来ずっと聴き続けています。
全体的にはキャッチフレーズでもあるように悲劇的でブラームスの人生を象徴する
孤独、寂しさなどが込められている印象です。
ブラームスは生涯4曲の交響曲を作曲し、この第4番は最後の交響曲であり、
1885年完成で52歳時の作品です。
ブラームスの音楽を生で聴くのは最高で、本当に至福の時でした。
また、アンコール曲もブラームスでより味わい深い演奏会でした。
まとめ
団員の皆様、ご関係者の皆様、本当に素晴らしい演奏ありがとうございました。
私も微力ながら今後も応援したい思いますので、今後もいろいろな企画等で聴衆を
魅了続けてください。
尚、私は専門家ではなく、1人のクラッシック音楽ファンとして、あくまでも個人の
意見として紹介をさせていただきました。
次回39回定期演奏会は2026年3月8日(日)の予定とのことですので、
少しでも興味がある方は一度足を運んでみてください。きっと癒されると思います。
次回の予定プログラムは、ベートーヴェンの交響曲第4番変ロ長調と
ラフマニノフ交響曲第2番ホ短調の予定とのことです。
今から演奏会が待ち遠しいです。
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<この記事を書いた人>
学生時代から40年以上クラシック音楽をこよなく愛するシニアで、
特に好きな作曲家はブラームスとショパンです。